タイムリミットは6か月。確定拠出年金の「自動移換」ってどのくらい損するの
昨日のブログの続きです。
⇒ 自動移換は損?転職時の確定拠出年金の「移換手続き」を忘れないで
転職・退職した時、
企業型確定拠出年金(以下、企業型DC)の
移換手続き
は、絶対にしましょう。
今日のブログは、
タイムリミットは6か月。
確定拠出年金の「自動移換」ってどのくらい損するの
について。
小さな会社でもはじめられる
企業型確定拠出年金 (略称:企業型DC)
小さな会社を専門に、
確定拠出年金のコンサルティングを行う
年金の専門家、DCコンサルタント®の祖父江 仁美です。
このブログでは、
確定拠出年金やライフプランに合わせた運用の仕方を
わかりやすくお届けします。
タイムリミットは6か月。確定拠出年金の「自動移換」ってどのくらい損するの
2023年5月2日(火)vol.161
企業型DCを活用して、
将来の資産をつくる人は、年々増えております。
でも、努力義務にも関わらず、
社員への投資教育が、事務的に行われており、
以下の3つは、
自助努力なことが多いです。
- 資産運用
- 受け取りの出口戦略
- 移換手続き
の3つ。
特に移換手続きは、
大事なことなのに、
あまり知られていません。
びっくりするほどに(笑)
移換手続きは、
必要な手続きだと認識されずに、
そのまま放置され、
資産が宙に浮いている人が多く、
近年、問題になっております。
転職・退職した時、
企業型DCの移換手続きは、
絶対にしましょう。
移換手続きは、
退職日の翌月1日から起算して
6か月以内
に行ってください!
タイムリミットは、6か月です。
6か月を超えると
国民年金基金連合会に、
これまで積み立てたお金が、
自動移換されてしまう可能性があります。
もし自動移換されると
デメリットしかありません!
自動移換のデメリット
- 自動移換の手続きに、
4,348円(税込み)の手数料がかる - 毎月の管理手数料52円(税込み)がかかる
- 現金の状態で管理されるため
資産運用ができない
(手数料が引かれていくので、実質マイナス) - 自動移換された場合、
もう一度、企業型DCかiDeCoに加入しないと
積み立てたお金を受け取れない。 - 自動移換されたお金を
再度、移換手続きすると1,100円(税込み)かかる
せっかく積み立てたお金が、
手数料分、毎月減っていくだけでなく、
そのお金は、
再度、企業型DCやiDeCoという
受け皿に入れないと受け取れないのです。
でも、自分で運用しているという
自覚があれば、
自動移換になることって
少ないと思うんです。
それだけ、
社員への説明や投資教育が、
されていないということです。
企業型DCを導入するなら、
導入までの社員説明や投資教育には、
コストをかける部分です。
じんFP事務所では、
- 社員説明会
- 毎年の加入者教育
- 個別相談
で移換手続きについて、
しっかりお伝えしています。
ちなみに移換手続きは、
企業型DCやiDeCoに資産を移すのですが、
この話は、また書きます。
本日も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。