iDeCoと企業型確定拠出年金(企業型DC)の加入者が、続々と増えている理由

iDeCoや企業型確定拠出年金(企業型DC)を選択し、老後の生活費に備える人が続々と増えています。

その背景として、20代・30代の若い世代に、自助努力の必要性が芽生えているからです。

ダメな上司

最近の若い者は、飲みに行かない。付き合いが悪い。

草食男子が増え、女性が強くなった。

付き合い悪いことを大人しいとかコミュニケーションが取れていないとかで片づけてはいけません。

彼らは、将来の不安を抱え、とてもクレバーに生活している人がほとんどです。何かあった時に備えて、貯金だけでなく投資をする人が増えております。

企業型確定拠出年金(企業型DC)という福利厚生は、そんな不安を取り除ける最強の福利厚生だと思います。若い人材の確保、定着、育成で、もっと会社が強くなります。

この記事では、iDeCoと企業型確定拠出年金(企業型DC)の加入者が、続々と増えている理由について書きました。参考になれば幸いです。

市場動向、企業型確定拠出年金(企業型DC)の加入者件数の推移

企業年金連合会資料より

2020年3月時点で750万人を突破し、企業型確定拠出年金(企業型DC)を活用し、資産形成する人が増えているのがわかります。

少ないコストで導入できることもあり、中小企業や医療法人などは、これから更に導入する企業が増えていくと思います。

30年前と現在の日本

30年前は、終身雇用が普通の時代。退職金も企業の規約に基づき、受け取れる時代でした。今は、1社にずっと雇用されても賃金が上がらないため、転職や起業、副業する人が増えています。

働き方に関しては、専業主婦や扶養内でパートする女性が多かったのに対し、共働き世帯が増えています。女性がキャリアアップを目指して働いている人もいますが、生活が困窮し、やむを得ず働きに出ている女性もいます。

晩婚や30代後半での出産も増え、子育てと介護が同時に来るダブルケアに悩まされる人も。

金利に関しては、昔と比べ低金利となり、銀行に預けていてもお金が増えない時代になりました。物価上昇を考えると預金額は変わらなくても、預金価値は目減りしていることになります。

こういった背景から自助努力する若い世代が増えたと考えられます。

iDeCoと企業型確定拠出年金(企業型DC)の加入者が、続々と増えている理由 まとめ

今の20代・30代の若い世代は、

  • 将来の見通しが立たずに不安を抱えている人
  • 豊かな未来にするために投資をはじめている人

の2パターンに分かれます。

皆さんの社員には、不安を抱えてほしいですか。豊かな未来を描ける人になってほしいですか。当然、後者だと思います。

企業型確定拠出年金(企業型DC)の導入をきっかけに、社員は投資教育の機会を受けることができます。

iDeCoと企業型確定拠出年金(企業型DC)の加入者が、続々と増えている理由について書きました。最後までお読みいただきありがとうございました。

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