今の退職金制度から企業型確定拠出年金(企業型DC)へ乗り換えた方がいいのか

厚生労働省HP 公的年金制度より

企業型確定給付年金(企業型DB)や中小企業退職金共済(中退共)、他の退職金制度をすでに導入している企業は、企業型確定拠出年金(企業型DC)へ乗り換えるか悩まれることがあります。

結論ですが、完全に乗り換えも可能です。

ですが、いくらいい福利厚生でも、社員に企業の導入意図が伝わらないと発揮できません。

企業の福利厚生は、労使合意のもと成立します。

企業型確定拠出年金は、社員自ら積み立て投資、運用を行う制度です。

これまで企業が準備していたものを「自分たちでやりなさい。」といきなり導入してしまうのは、ハードルが高く、反対する社員も出てくると思います。

退職時期の社員にとっては、これまでの退職金制度の方が有難い

あと少しで退職という社員は、退職金制度を完全に乗り換えることは、反対でしょう。

企業型確定拠出年金は、積み立て期間が長ければ長いほど効果を発揮するからです。

FP祖父江仁美

これまでの退職金制度の方が、都合がいい社員もいます。

完全に乗り換えるのではなく、既存の退職金制度を続けながら、導入するのがオススメです。

導入してからスムーズに運用ができるように、投資教育の機会をつくりますが、社員自身もお金について考える時間が必要です!

導入を検討する際に、社員説明会を活用ください

じんFP事務所では、社員の反応をみて導入を検討したい企業のために、社員説明会を開催しております。

社員説明会を開催すると「導入に賛成、制度を活用してみたい」とアンケートに答えることが多いです。オンラインにて30分~45分の案内とアンケート集約になります。

今の退職金制度から企業型確定拠出年金(企業型DC)へ乗り換えた方がいいのか まとめ

すでに導入されている退職金制度は、完全に乗り換えてしまうのではなく、併用しながら導入するのがオススメです。

社会保険、税金の負担増により積極的に人件費を投資することが、難しい企業も出てくると思います。

その点では、既存の退職金制度のままより福利厚生が充実するので、最終的には、他の退職金制度と併用から完全に企業型確定拠出年金にウエイトを置くのがいいと思います。

人材の確保・定着・育成に効果を発揮し、福利厚生を充実させる企業型確定拠出年金。導入を検討する際は、お気軽にお問合せください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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