マイクロ法人に、企業型DCは導入できますか
2023年10月31日(火)1y_Vol.6
こんにちは。
企業と社員の
豊かな未来をデザインする
DCプランナー 祖父江 仁美です。
ブログも書き続けると、
知らないところで、
誰かを救っていたりします。
先日、
ブログ仲間から
こんなメッセージが。
↓
/
社長1人で、
企業型DCに加入するなら、
費用がどのくらいか?
\
という質問でした。
今、仕事の調子がよくて、
利益が出ていると。
お知り合いから、
企業年金の話があったので、
加入を検討していたそう。
SBI証券の企業型DCの場合、
以下の条件を満たせば、導入が可能です。
- 厚生年金適用事業所であること
- 加入者が1名以上いること
の2つ。
※反社と関わりがないなど細かいルールはあり。
導入条件のハードルは、
他の退職金制度と比べると
低いと思います。
なので、
一人社長のみ
の加入でもOKです。
年間66万円まで、
課税対象外で増やせるのは、
魅力的!
利益が出ているし、
節税
するなら、
導入した方がいいんじゃないかと
考える社長も多いです。
でも、注意してほしいことが。
企業型DCを導入するのに、
少ないですが、
初期費用・月額費用と
コストがかかります。
↓
必ずかかる導入コスト
初期費用
- 導入一時金・・・100,000円
- 口座開設費・・・3,000円×加入者分
- 資産管理契約取扱手数料・・・30,000円
- FDCJ(代表幹事)導入申し込み費用・・・20,000円
月額費用
- 事業主手数料・・・5,000円/月
- 加入者手数料・・・200円~1,000円/月
初期費用と月額費用で、
約20万
導入すると
コストがかかります。
私の場合は、
導入コスト以外に、
社員説明会や投資教育、
他、事務手続き、規約のサービスなど
別途料金をいただいております。
ざっくりですが、
社長1人が加入する場合、
55,000円/月で加入しないと
導入コストの方がかかってしまう
可能性が高いです。
老後の年金以外に、
制度の維持費がずっと発生する
ことを理解した上で、
導入するか検討ください。
個人的には、
マイクロ法人(1人社長の場合)は、
導入をオススメしません。
この先、設備を投資したり、
人を採用したりと
事業資金が必要な時があるからです。
以前、
節税のために導入したけど、
資金繰りが悪化して困っている・・・。
という問い合わせを
受けたことがあります。
一時的な節税のために、
制度理解のないまま加入するのは、
非常に危険です。
お気をつけください。
ブログ仲間は、
私のメッセージとブログで、
契約は、踏みとどまったそうです。
判断基準になったようで、
よかった♪
これからも、
企業型DCを検討する企業に、
役立つ記事を書いていきます。
本日も最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
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