NISAを開設しても企業年金の控除枠は変わりません
2023年11月19日(日)1y_Vol.25
企業年金は、
その企業にお勤めの方が使える
国の年金制度です。
改めて、
企業内で加入者教育が必要だと
感じました。
今日は、そんなブログ。
こんにちは。
企業と社員の
豊かな未来をデザインする
DCプランナー 祖父江 仁美です。
今日は、
月に一度開催している
通信会社のマネーセミナー。
11時00分~、14時00分~、
17時00分~と
3回開催ということで、
終わった時には、喉がガラガラ(笑)
我が子はというと、
夫Nが、四苦八苦しながら
育児していたようです。
※ココ〇チでカレーを食べたそう(笑)
セミナー後に、
質問がチラホラ出るのですが、
その中で、
参加された男性40代の方(会社員)から
会社で企業年金に
加入しているんだけど、
NISAをはじめると
控除などの縛りは変わる?
という質問を受けました。
NISAと企業年金。
どちらも
国が用意してくれている
資産形成をするための制度です。
結論からいうと、
NISAをはじめても、
企業年金の控除枠は変わりません。
▼企業年金は、黄色の部分。
※図は、年金制度の概要です。
企業年金は、
国の年金制度の3階部分にある
黄色の部分です。
企業型確定拠出年金(以下、企業型DC)をはじめ、
・確定給付年金
・厚生年金基金
などがあります。
話しを聞いていくと
その企業に導入されている企業年金は、
「選択制」DC
と呼ばれるもので、
給料内枠から27,500円/月まで、
- お給料として受け取るか
- 将来の自分年金へ回すか
自分で選択して、
積み立てられる制度でした。
基本の企業型DCは、
55,000円/月まで枠がありますが、
その会社は、
他に退職金制度があったので、
27,500円/月まで。
今日のセミナーで、
私が担当でよかったと思います(笑)
たぶん他のFPや税理士さんでは、
???
となる案件です、これ(笑)
一通り説明して、
スッキリ解決したようで、
引き続き、
企業型DCで27,500円/月を
積み立てながら、
所得控除を受け、
さらにNISAで、
投資信託を買うことに。
選択制DCの掛け金は、
所得控除の対象となりますが、
NISAをはじめても、
控除額が減ることはないし、
縛りなどもありません。
ただし、
個人型確定拠出年金(以下、iDeCo)
という制度は、
企業年金に加入した場合、
上限20,000円/月
の掛け金になります。
※企業年金がない場合は、23,000円/月。
改めてこういった疑問に対して、
企業の中で解決できる
加入者教育が必要
だと感じました。
目的別に、
バランスよく使って、
資産形成していきましょう。
本日も最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
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