iDeCo+(プラス)の導入メリット
iDeCoの普及に伴い、
iDeCo+(プラス)の需要も上がってきております。

iDeCo+(プラス)、
中小事業主掛金納付制度は、
企業年金のない社員300人以下の中小企業が、
社員のiDeCo掛金に
上乗せして拠出できる制度です。
拠出した金額は、
全額損金算入できるので、
社員は、老後資金を効率的に準備できて
事業主は、節税対策にもなる労使双方にメリットがある福利厚生です。
この記事では、
企業型DCとの違い、iDeCo+(プラス)の導入メリットについて説明します。
企業型DCとiDeCo+(プラス)の違い

導入が比較的しやすいiDeCo+(プラス)ですが、
企業型DCと大きな違いは、以下の4点です。
主な違い4つ
- 事業主が負担するコスト
- 掛け金の上限
- 対象者
- 導入手続きとスケジュール
➀、事業主コスト
企業型DCが、資産管理機関(みずほ信託銀行)や運営管理機関(SBIベネフィットシステムズ)、代表事業主(FDCJ)に対し導入コストと月額コストが発生します。
社員10人の場合、導入コストが約25万、月額コストが約2万/月ほどかかります。
対して、iDeCo+(プラス)は導入コストはありません。
なので、簡単に導入しやすい福利厚生と言えます。
②、掛け金の上限
次に掛け金の上限です。
企業型DCが、加入者1人あたり55,000円/月に対し、iDeCo+(プラス)は23,000円/月となります。
これは、事業主掛け金と合わせての上限となります。
2026年12月からiDeCoが大きく改正となるので、企業型DC+個人型の掛け金の上限が合わせて62,000円/月となります。
掛け金の上限は、企業型DCの方が大きいですが、個人型iDeCoを利用している人が
③、加入対象者
企業型DCの対象者は、厚生年金保険の対象者です。
社会保険に加入していない業務委託者やパート労働者は、対象外となります。
対して、iDeCo+(プラス)は、iDeCoの加入者対象の全員が利用することができます。
iDeCoを利用している、かつ長く働いてくれるパート労働者や業務委託者に喜ばれる可能性があります。
④、手続きと導入スケジュール
企業型DCの手続きは、
- 厚生局へ届け出
- 規約の作成
- 就業規則の見直し
など手続きに必要な書類が多いです。
厚生局へ申請が必要で、導入までに約6か月を要します。
iDeCo+(プラス)は、厚生局への提出は不要で、国民年金基金連合会への届け出のみで手続きが完了します。
国民年金基金連合会への届け出は、おおよそ1カ月ほどです。
iDeCo+(プラス)の導入メリット

iDeCo+(プラス)は、国民年金基金連合会へ届け出のみで手続きが可能なため、
比較的簡単に導入できる福利厚生です。
企業年金(企業型DC含む)を導入していない企業で、社員が少ない企業には向いている制度と思います。
また導入コストの負担が難しい企業もiDeCo+(プラス)は有効と言えるでしょう。
ですが、iDeCo+(プラス)は、
企業型DCと異なり投資教育が義務付けられておりません。
投資教育がないということは、
社員へ制度を浸透させる機会がなく、制度を導入しても社員が活用しないという留意点があります。
企業の中で、制度を社内へ浸透させる工夫が必要です。
もし、iDeCo+(プラス)を導入するのであれば、
- 導入説明会
- 金融教育
の2つを行った上で、導入することをオススメします。

